満州の味を神戸に伝え、美味しく進化し続ける焼餃子

元祖ぎょうざ苑

神戸で餃子と言えば、「元祖ぎょうざ苑」の名を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。昔ながらの満州独特の手法や、門外不出の味噌だれの味を継承しつつ、神戸らしい新たな試みにも挑戦しています。

【おいしい料理を作っているのはこんな顔】
お店を受け継ぐのは3代目の頃末灯留(ころすえとおる)さん。5歳のときより初代である祖父から餃子の話を聞いて育ちました。まさに餃子の英才教育です。初代の餃子も二代目の餃子も食べてきたことが、誰にも真似の出来ない頃末さんだけの強み。同じ味を積み重ねるのではなく、日夜改良を重ねています。化学調味料の使用を止め、サラダ油を香ばしいピーナッツ油に、塩は風味豊かな赤穂の天日塩に変えました。お店を継いで今年で20年、節目の年にあたります。「これからは神戸を意識したオリジナリティを発揮していきたい」と頃末さん。祖父の時代から通うお客さんもいる「元祖ぎょうざ苑」。いつ足を運んでも「やっぱり美味しい!」と満足させてくれるのは、目に見えない日々の努力のお陰なのでしょう。

【おいしい餃子】
かつて満州に渡った初代が、現地で食べた餃子の美味しさを日本でも紹介したいと思ったのが始まりでした。皮は1枚づつ伸ばすのが中国流でしたが、手間がかかります。そこで満州に住んでいた日本人たちは、長い麺棒で皮を伸ばし、茶筒の蓋でくり抜く方法を編み出しました。帰国後、2代目が電動化し考案した機械は今でも現役です。
豚ミンチは脂身が少なく柔らかい飛騨美嚢の「健豚」を使用。特製のタレに一晩漬け込み、味に奥行きを出しています。
焼き上げは、63年間使っている大きな鉄の鍋を使います。水を大量にかけてしばらく待つと、肉汁とピーナッツ油が溶け込み薄いスープに変身。ヘラですくって上からかけることで、皮にもほんのりと味がつくのです。
焼きたてアツアツを、秘伝の味噌だれで召し上がれ!


【ココがイチオシ!】
新たに、豚ミンチに9.1%の割合で神戸牛を配合しました。牛肉の味を全面に出すのではなく調味料のように用いることで、餃子らしい豚肉の味わいはそのままに、最後のコクと旨味が一段と増す、贅沢な配合です。神戸牛というブランドを隠し味に使うとは、なんとも粋な一工夫ですね。
また、ニンニクは使っていないのでニオイの気になる人も安心して食べられます。

さすがは老舗、多い日には5,000個の餃子が出るといいます。

何度も機械を通すことで、弾力のある生地になります。

餃子のタネが一瞬で包み込まれる、目にも止まらなぬ速さ!

水は思ったよりもたっぷり、仕上がった皮はぷりぷりです。

スタッフが帰宅後、頃末さんが一人で仕込んでいる秘密の味噌だれ。

水餃子はお湯の中でクルクル回転しやすい形に包んでいます。

元祖ぎょうざ苑
〒650-0023 神戸市中央区栄町通2-8-11
TEL:078-331-4096
FAX:078-331-4098

営業時間:11:45~15:00(LO)、17:00~20:30(LO)※21時閉店
定休日:月曜日(祝日の場合は振替)

・JR神戸線「元町駅」、阪神「元町駅」より徒歩5分