農業のニッチを見つけ、ニーズにあった作物を育てる

森本聖子さん

全国に名が知られたレストランやケーキ店が多い街・神戸。市街地へのアクセスがよい地の利を生かし、飲食店の求める珍しい作物などニッチな農作物を探るユニークな農業に取り組んでいます。

【おいしい野菜を育てているのはこんな顔】
元々は会社勤めをしていた森本聖子さん。趣味の家庭菜園が長じて兵庫県新規就農駅前講座を受講。その後、兵庫県楽農生活センター就農コースで1年間みっちり農業を学びました。センターでは作物の栽培から、付属の直売所での販売までを行ないます。初出荷の日はドキドキ。「自分が育てたものに対してお金を支払ってもらえる。シンプルなお金の巡り方に感動しました」と森本さん。今までの会社勤めとは異なる手応えを感じ、この道で生きていこうと思ったそうです。
本格的に農業を始めてもうすぐ2年。「自分で考えて、工夫できるところが面白い」と、雑誌には欠かさず目を通し情報収集します。フランスのマルシェの写真から栽培する作物のインスピレーションを受けたり、料理本や雑誌の写真からは今どんな野菜が求められているかを探ったり、インターネットを通して海外の種を買ってみたり。若い柔軟なセンスを生かしたアプローチを続けています。
今はまだ1,700平方メートルと農地は小規模ですが、面積が小さいからこそ手をかけて、珍しいものや単価の高いもの、他の人が育てないものを育てたり、一般的にはハウス栽培しない野菜をハウスで育てることで出荷時期をずらすなど、様々な工夫をしています。

【おいしい野菜】
いちご、セロリ、芽キャベツ、プチベール、エシェロット、ミニにんじん、ハバネロ、ビーツ、ラディッシュなど
ハーブは、ローズマリー、フェンネル、ミント、タイム、セルフィーユ、クレソン、ディル、イタリアンパセリなどを栽培しています。

【ココがイチオシ!】
「前菜の盛り合わせに映える葉付の小さな蕪がほしい!」など、シェフの生の声を反映したニッチなニーズにも手間を惜しまず対応してくれます。「レストランが多い神戸に近いからこそできることですね」と森本さん。自らの手で神戸市内へ配達も行なうなど、地の利を生かした可能性を探っています。

ハウス栽培するのは珍しいというセロリ。寒さ対策のためハウスのビニールは二重にしています

クルクルと結球中の芽キャベツ。畑には珍しい野菜がたくさん!

ぷっくり丸っこい形に育つミニにんじん。丸ごと調理できるサイズの野菜が人気だとか

女性らしい清潔感あふれるハウス。大きな実をつけるいちごは直売所への出荷用です

青々としたミント。ハーブは飲食店からの注文が多いそうです

レストランからの注文で出荷する、小さいサイズが可愛い蕪

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