守り続ける神戸の甘い宝石『太山寺いちご』ブランド

ベリーベリーファーム椿本

国宝に指定されている太山寺を構える一帯は、30年ほど前から『太山寺いちご』の産地として知られていました。一時は生産者が減っていましたが、今また地域一帯となって神戸のいちごの知名度を上げて行こうと奮闘しています。

【おいしいいちごを育てているのはこんな顔】
以前はサラリーマンをしていた椿本聡さん。いちご農家をしていた両親の元へ戻り、平成8年から農業を始めました。初めての経験にわからないことばかり。近所の農家さんを巡って教えを請いましたが、病気を持ち込まれたら困るので他人のいちご農園に入るのは御法度。閉鎖的な環境に驚いたと言います。そこで「みんなで学んで、地域全体のレベルを上げていこう!」と、兵庫県ハウスいちご研究会へ参加しました。地域の繋がりも生まれ、神戸いちごのブランド力アップのため皆で協力し、勉強に励んでいます。
また、父の代から小さなハウスで土耕栽培を行なっていましたが、このままではいずれ足腰が保てなくなると、体調面に不安を抱えていました。「いちごの栽培はやめよう」と思うこともあったとか。ところが、手がかかる上に技術的に難しいいちごの栽培をやめていく農家が多く、このままでは『太山寺いちご』が無くなるのでは、と危機感を覚えました。そして、自身のためにも太山寺いちごのためにも、昔ながらのやり方から新しい方法へ挑戦することを決意。国の補助金を受け大きなハウスを建設し高設栽培に切り替えたのです。ハウスには温水ヒーターや点滴灌漑システムを導入。限られた土地で高い収益を上げるための工夫が詰まっています。
サラリーマン経験もあり、フットワークの軽い椿本さん。今後は農家だけでなく他業種とも交流して行きたいと意欲的です。

【おいしいいちご】
・章姫(あきひめ) 面長で柔らかい食感が特徴。酸味が無く優しい甘みが広がります
・おいCベリー 実がしまっていて、丸顔。しっかりした甘みだけでなく、後味にはほんのりと酸味があります

【ココがイチオシ!】
・ハウスにはコンピューターを導入。温度設定や水やりを自動で行なっています
・イスラエルの点滴灌漑システムを採用。点滴のように一滴づつ水をやるため、土の中はいつでも快適。水の量も少なく済みます
・毎日どれだけ水を与えるかだけでなく、土に浸透し排出された余分な水の量まで計測して記録を取っています
・土の温度が下がりやすい高設栽培。ベリーベリーファーム椿本では韓国製のオンドル式温水ヒーターを通し、土の中から温めています

先の尖った細長い「章姫」。甘みたっぷりです

ふっくら丸っこい新種の「おいCベリー」。甘い香りが漂ってきます!

働き者の蜂たちが、せっせと受粉中。美味しいいちごにな~れ!

約2,000平方メートルの第1ハウス。ハウス内の気温を感知し、天井が自動で開閉します

いちご狩りをした子どもたちから、嬉しいメッセージが届きました

最新設備満載のハウス。全部で3,000平方メートルにもなります

ベリーベリーファーム椿本

神戸市西区伊川谷町